2009年08月16日
モカの輸入再開に光?
8月10日の 「食料醸界新聞」からの記事です。
UCC上島コーヒーは、独自の輸入基準を設け「モカ」の輸入を再開すると発表しました。
輸入基準とは、現地の輸出業者を指定や 設備のクリーニング、保守の徹底。船積前検査を
日本の第3者機関で分析、輸入時の自主検査、厚生労働省の検査等だそうです。
すでに エチオピア政府は 昨年4月に発生した 残留農薬の問題は 国内で出回っている
中古麻袋にあるとし 廃棄・焼却するなど 全面禁止の措置を取り輸入再開を求めています。
もともと 日本は 残留農薬の基準が厳しく アメリカやドイツなど他の諸国で 輸入禁止の措置を取ったのは日本だけだったと思います。
(他の国が輸入禁止にしないのは、万が一、基準以上の生豆を輸入した場合でも、200度を超える熱で焙煎するため 農薬成分は 全て揮発するという科学的根拠にも寄ると思われます)
エチオピア国内でも 日本製の農薬検知器を持ち込み検査体制が整いつつあります。
先日、商社の担当の方に聞いたところ「輸入を再開して もう一度 基準値を超える農薬が出てしまった時の リスクと損害を考えると 二の足を踏んでしまう」 的な事を 言っていました。
業界の雄 UCCが 輸入再開に踏み切った事で 大きく流れが変わっていくことを
期待しちゃいます。(年内は無理だとしても 年明けから始まるであろう ニュークロップから
何とかしてほしいなぁ・・・)
もちろん 安全が確認されると言う事が大前提ですけどね。
以上、今日はチョット難しい話でした。